A . A . fromnow Human Report 第三項 ヴァルドルフ

ルドルフ・シュタイナー
- Waldorf / Rudolf.Steiner-Schule (School) -


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ヴァルドルフ学校・教育(シュタイナー学校・教育)



☆ ☆ ☆
シュタイナー学校・シュタイナー教育/Emil Molt Emil Molt ( 1876 - 1936 )
シュタイナーは、1919年4月にヴァルドルフ・アストリア(Waldorf-Astoria)タバコ工場の労働者に向けて行った講演の中で、学校の構想に触れ、聴衆の支持を得て実現化へと動き出します。
同年8月21日〜9月6日、最初のシュタイナー学校(Waldorf・schule)の教師となるべき人達(12人)を前に連続講演をて行い、講演が終った翌日の9月7日に、タバコ会社を経営するエミール・モルト(Emil Molt)の援助を受け、最初のシュタイナー学校が開校されます。 これがシュタイナー学校の始まりになります。

12人の教師となるべき人たちに行った連続講演では、シュタイナー教育の基本知識である
1 ) 教育の基礎としての一般人間学
(Al1gemeine Menschenkunde a1s Grundlage der Paedagogik)
2 ) 教育芸術−方法論と教授法
(Erziehungskunst,Methodisch-Didaktisches)
3 ) 教育芸術−演習とカリキュラム
(Erziehungskunst,Seminarbesprechungen und Lehrplanvortraege)
の三つを中心とし、オイリュトミーや音楽教育についても、語られている。

シュタイナーは、原稿なしのこれらの講演を、午前中は人間理解のための「一般人間学」、午後は教育の実際面を説いた「教育芸術−方法論と教授法」、夜は参加者の発表も交えた「教育芸術−演習とカリキュラム」として一日のうちに行い、日曜日だけ休んで、二週間ぶっ通しで続けるという超人的なスケジュールで行ったようだ。




シュタイナーにとって、子供への教育の関わりは、社会三分節化論とともに、人智学的叡智を地上に実現する試みの一つであったようです。


シュタイナーは、人の心から潤いをなくし、血の通わない冷淡な考え方や、生命が感じられない生活環境を作り出すものを、一方の力とすると、もう一方の力は、人を陶酔させ、血を沸き立たせるものとなると考えました。
シュタイナーは、一方の力として、心の暖かみを奪い、気持のふくらみを押しつぶしていく、機械的な働きや考え方の背後にあるものを見ていました。この力をアーリマン(Ahriman)と名づけています。
更に、人は夢中になるあまり我を忘れて、ふだんなら見えていることが目に入らなくなることがある。
このような陶酔や熱中の背後にもシュタイナーには、一つの力が見え、それをルツィファー(Luzi-fer)と名づけました。
アーリマンは、人間を味気なく、散文的かつ通俗的な者にし、血肉を失わしめ、唯物主義の迷信に導く力のことだと考え、これに対しルツィファーは、人間の内にあらゆる熱狂的な興奮や誤った神秘主義的傾向を呼び起こし、人間を舞い上らせようとしたり、人間の血を生理学的に沸き立たせ、無我夢中にさせようとしたりするものすべてに働いている力のことだと考えました。
ルツィファーが、人間の感情に働きかける力であるとすると、アーリマンは、人間の思考に働きかけて、そこから生命を奪いとり、効率や分類だげにたずさわるようにさせる力のことです。
人間が知的な理解だけに向かって、感動を伴った発見がない場合や、新しい知識を既成の型にはめて整理するような場合に、この力が働いているとシュタイナーは考えました。
シュタイナーは、この力が大人を介して幼児や小学生低学年の子供に働きかけることは、決して望ましいことではない。と考え、又、性的成熟を迎え、ルツィファーの影響に左右されやすい思春期の年代の子供やそれ以前の子供に対しても、年相応に分類しての扱い方というものが必要になってくると、 シュタイナーは考え、教育に力を入れることに成ります。





シュタイナー教育は、成長過程にある子供の、精神的、感情的、生命的、肉体的な発達を超感覚的に観察しながら、精神科学的洞察を背景にしての「教育法の実践」のようです。
人智学思想に基づくことは当然として、その中でも子供の気質 ≪胆汁質(das cholerische Temperament),多血質(das sanguinische Temperament),粘液質(das phlegmatische Temperament),憂欝質(das melancholische Temperament) の4つ。≫ に重点をおいた教育法を主柱の一つにしています。
しかし、「教師は気質による区分を,類型化と取り違えてはならない。 一人一人の子供の個性と,細かな違いを見抜く直観力が必要なのは言うまでもないだろう。 また年代別に言うなら,一般に子供はいつも上機嫌で多血質的,青年は情動が激しく胆汁質的,大人は思い悩んで憂欝質的,老人は外界への反応が乏しく粘液質的であるとも言える。」 とシュタイナーは、述べています。
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≪ シュタイナー教育の実践的論理・行法 ≫ 
シュタイナーは、子供の成長を三期に分け、その状況に応じた教育をすることを提唱している。
シュタイナー学校関係者の方は、当然、熟知していることだとは思いますが、シュタイナー教育の第一期から第三期の行法を” Allgemeine Anthroposophishe Gesellschaft(人智学協会) / Waldorf・シュタイナー教育関連 ” 資料文献から抜粋・引用して記載致します。 保護者の方の参考にでもなれば幸いです。

第一期 / 牙交替開始までの7年期
( 就学前のおよそ6、7歳までの子供。)

この時期には,記憶力に負担をかけるようなことは,いっさいしないで、肉体の健全な成長を主眼とする。
この時期の子供は専ら模倣によって,外界に存在する大人の体の動きや,心の動きを写し取る。
したがって,子供を囲む環境として,周囲の大人の心や精神の健全さも考慮しなければならない。
保護者は,不安や不道徳な思いの代りに,世界を肯定する確固たる気持と,本物の倫理性を求められる。
この時期に導入する音楽は,自然の音や,小動物の動きを半音のないライヤーを使って,自由に表現させるていどにし,音に親しませることを主眼とする。 特に3,4歳の頃,体を音楽に合わせてリズミカルに動かすことを存分にさせる。
この時期には、オイリュトミーでこの欲求を叶えることが望ましい。
暗さのない楽しい童話を聞かせ、教育者はこの時期、体の動きや,心の動きが,幼児の模範となるように心がける。

第二期 / 歯牙交替開始から第2次性徴が現われるまでの7年期
( 約7歳〜14歳までの子供。)

シュタイナー学校の第1〜8学年。
この時期の子供は全面的に信頼できる権威を必要としており,教師がその役を果すことができる。
教師に対する絶対の信頼感という意味での権威であって,命令的な権威のことではない。 この時期から記憶力への働きかけが可能となるが,その働きかけはイメージとリズムによって行われる。
クレヨンを用いた絵や,フォルメンと呼ばれる線描や,オイリュトミーによる体の動きが活用される。 カリキュラムの特徴は,1つの教科を4週間から6週間続ける息の長さにある。 1つの教科に浸りきった後,同じ教科が再びめぐってくるのは大分先になり,それまでの間,心の中で醸成されるものを重視する。
この周期集中授業は,1,2学年は国語と算数を行い,3学年からは,パン作りの体験や,実物の1/2の大きさの家造りをする生活科も加わる。
そして、周期集中授業を行うクラス担任の教師は,1学年から8学年までずっと持ち上りで同じクラスを担当する。
担任の授業の他に,2つの外国語の授業が1学年から始まる。 この授業は外国語の響きに親しませることが主な目的であり,歌やリズムが用いられる。 集中授業の後には物語を聞かせることが多い。
1,2学年は童話,そのあとは動物寓話,聖書の話などがとりあげられる。 水彩画で色の世界に親しませ,粘土による造形で,イメージの具体化を体験させることもする。
3学年の9歳の頃,子供は初めて教師の権威に対して疑いを抱く「9歳の危機」を経験する。 教師は子供の内に目覚めたリアルな目を生活科の導入などによって,豊かな現実の実相に向けてやらなければならない。
4学年から生活科は理科と社会に分れ,5学年くらいから因果的な説明も必要になってくる。
5,6学年から社会の授業の1つとして行われる歴史の授業は,興味深い劇的た場面をイメージ豊かに語り,記憶の底に沈めるようにする。 音楽の授業については「教育芸術 − 方法論と教授法」の第3講演で触れられている。
その中でシュタイナーは,表面に現われた音楽的才能の有無にかかわらず,すべての生徒が音楽教育を受けるべきだと述べている。
音楽の中では人自身が美となり,歌を歌う時,人は世界の創造の叡知を表現するという。 「教育芸術 − 演習とカリキュラム」の第3カリキュラム講演では、 音楽のカリキュラムについて述べられているが,それによると、 1学年から3学年までは発声や音感を育てるために音楽を用い,4学年から6学年で音符を読めるようにし,5,6学年では長調、 ついで短調をとりあげ,7,8学年では曲に対する判断力を育てる,となっている。

第三期 / 思春期の始まりから自我が確立するまでの7年期
( 約14歳〜21歳まで。)

シュタイナー学校では第9学年から最終学年の12学年〔18歳〕までの上級学年がこの時期に当てはまる。  
教師を権威として無心に頼るようなことは,思春期以降はもう不可能になる。
8年間クラスを担任していた教師は,最後に反抗を受けてから担任を終える。 この時期の教育は,生徒たちが自分で物事を判断できるように導くことであるが,その鍵は忠春期以降の子供に目覚めた感情の力の方向を,性にではなく,認識の情熱に向かわせることである。
第2・7年期にイメージ豊かに学んだことが,理知の光で秩序づけられる時の,爽快感を味わせる。 知的な把握が空虚な抽象にならず,イメージで裏打ちされる。 この理解の仕方こそが,アーリマン的・主知主義的理解の対極を成すものである。 この認識の喜びを味わうために,第2・7年期にイメージを通して覚えたことが多ければ多いほどいい。 最も知的な教科である算数・数学でも,第2・7年期では,リズムや体の動きを多用することでスタートし,7学年の段階で代数計算,累乗,根,方程式まで進んでいる。
9学年からは2進法や確率論なども取り入れて,自分で真理に到達する思考の訓練をしていく。
10学年で三角法を導入し,立体幾何学へと進んでいく。 9学年から社会実習で森の仕事をし,1O学年は農業実習,11学年は障害児教育,12学年は工場実習というふうに社会の中へと入り込んでいくが,職業訓練としてやるのではない。 この上級学年では芸術学が導入され,建築史,文学史の他に,11学年では音楽史も学ぶ。 音楽の演奏では,大規模な交響楽を扱うところまで指導する。音階も,民族音楽との関わりで学ぶ。 古代ギリシャから現代までの音楽を「アポロン的」と「ディオニュソス的」の二極性から考察する。  
こうして落第のない12年間が終るが,その間,テストはいっさいなく,生徒が毎年教科ごとに仕上げるノートと,教師からのコメントを集めた通知表が後に残るだけである。
ドイツの大学に進みたい者は,この後,1年か2年,アビトゥーアの資格を取る目的で,そのための勉強をすることができる。 (その受験まで公教育も13年を費す。)  
尚、宗教教育は1学年から受け,カトリックかプロテスタントかを選択することができるが,どちらにも属さない生徒は自由宗教の授業をとることができる。 この授業は人智学の内容を教えるわけではない。 シュタイナー教育は,自分で判断できる自由な人間を育成する「自由への教育」であり,人智学そのものを教えることは決してない。 人智学に関わるかどうかは,第3・7年期を終えた人間の自由な判断に委ねるべき事柄なのである。

この三期に分けての人智学の理念に基づいた教育法ではありますが、人それぞれの個性を尊重し、自己で判断できる自由な人間を育成する「自由への教育」を目指し、人智学そのものを教えることはないと、私は理解しています。
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私は、子供の教育には、正解というものがないと考えていますので、断定的に邁進するのだけは避けたいと思っています。  答えがないということは、不安ソノモノです。 しかし、一つだけ答えらしきものをあげるとすれば、どのような教育形態であれ、教える側が矛盾なく、言っている事(心)と遣っている事(体)が一致することが原点だと思っています。  それでこそ、選択する側も、迷いがなく選べます。 ・・・・・ 実際のシュタイナー学校は、どうなのでしょうか?
一般的には、人の思考(心)と行動(体)が一致することは難しく、それが教育となれば、なおさら難しいと思います。


現実のシュタイナー学校がどうなっているかは、残念ながら分かりませんので、巻末に掲載しましたアメリカ/PLANSの「シュタイナー学校と教育批判」や「☆ 辛いできごと ☆」も眼を背けずにお読み戴けたら幸いです。

※ ・・・・ 批判的な意見も、無視せずに考察する! このリポートの真意です。
私は、どこの世界にも、何にでも、完璧なんて無いと考えています!    だから、批判や間違いはあると思います。 それらをどう対処・対応するかが問題だと思っています!




尚、シュタイナー学校は、世界中で500校以上、幼稚園は1,000をはるかに越えているようです。



Anthroposophie
シュタイナー学校・シュタイナー教育/シュタイナーと学校の仲間達



下記に記載したシュタイナー学校は、残念ながら取りやめになっていたり、ホームページアドレス(URL)が変わっている場合もあります。  その場合は、学校名を基にしてお調べ下さい。

シュタイナー学校の現状については種々の批判があるのも事実です。
そのような現状も踏まえ、ムードに流されずに教育というものを把握し・納得のいくまで調べてから、お子様を預けることを薦めます。



シュタイナー学校 案内1(国内/千葉)


あしたの国 ≪ クリック (HomePage)
RUDOLF STEINER MORGENLAND


スケールが大きく、千葉県の長南町が「日本のドルナッハ」になるような計画で、個人的には驚きと最終的完結への期待があります。  しかし、何らかの理由により、学校やその他の計画に変化が生じたとの情報もありますので、詳細はご自身で調べてみて下さい。


特定非営利活動法人 あしたの国
所在地  千葉県長生郡長南町坂本3892−1

株式会社ルドルフ・シュタイナー・モルゲンランド
代表取締役 子安美知子 野澤汎雄
取締役 島野浩二 清水誠 鈴木一博 勅使川原忠夫 野村道子 堀内節子 松浦一人
監査役 神山祥子 


特定非営利活動法人あしたの国まちづくりの会 の説明(原文のまま)
モルゲンランド、あしたの国は、千葉県長生郡長南町の21万坪(約68万平米)の土地を生かし、教育、福祉、農業、商業、医薬、環境、芸術、国際交流といった分野をオーガニックに含む、新しい仕事と暮らしの場として、また新しい文化の発信の基地として育っていこうとしています。
その構想は「経済に友愛を、法・政治に平等を、精神・文化に自由を」というルドルフ・シュタイナーの理念に共鳴する人たちによって生まれました。もちろん、その理念は、人を縛る理念ではなく、人が生かす理念です。その理念が生きるのは、生きる人、生かす人があってこそです。


シュタイナー学校 案内2(国内/神奈川)

学校法人「シュタイナー学園」 ≪ クリック (HomePage)

〒199-0207
神奈川県津久井郡藤野町名倉2805-1
電話:042-686-6011
FAX:042-686-6030


学校法人「シュタイナー学園」の説明(原文のまま)
シュタイナー学園は、「芸術としての教育」「自由への教育」を行う全日制の私立小・中一貫校です。各学年1クラス、各クラス定員26名で、ひとりひとりの子どもの育ちを注意深くみつめながら、きめ細やかな教育を行っています。 構造改革特区という国の規制緩和の制度により学習指導要領の弾力化が認められ、シュタイナー教育独自のカリキュラムを用いた学校教育を行っています。


シュタイナー学校 案内3(国内/京都)

NPO法人・京田辺シュタイナー学校 ≪ クリック(HomePage)

〒610-0332  京都府京田辺市興戸南鉾立94
FAX:0774-64-3334 問合せはFAXのみ

NPO法人「京田辺シュタイナー学校」の説明(原文のまま)
シュタイナーは,経済においての「友愛」,法と政治においての「平等」,精神・文化活動においての「自由」をそれぞれめざしつつ,その三者が自律的に働くことを社会のあり方の理想と考えました。他の人への友愛を感じつつ,それをどうかたちにしていくのか,自らの組織は平等なあり方をしているのか,それをめざしている自分は自由で自律的であると言えるのか,これらは私たちが自らに問い続けていく課題です。 この学校には,校長は存在しません。私たちの学校では,ひとりひとりが水平的,自律的かつ有機的であることを大切にしています。


シュタイナー学校 案内4(国内/北海道)

NPO法人・いずみの学校 ≪ クリック(HomePage)

〒052-0012  北海道伊達市松ヶ枝町65−8
TEL/FAX:0142-22-0309


NPO法人「シュタイナースクール・いずみの学校」の説明(原文のまま)
一人ひとりの人間が、もって生まれたかけがえのない可能性を開花させ、喜びを持って世界に向き合い、関わり、本当の自分を生きることができる。いずみの学校は、子ども達が将来そのような大人として生きていけるよう、子どもの成長を助け、導いて行くことを目標としています。


シュタイナー学校 案内5(国内/神奈川)

NPO法人・横浜シュタイナー学園 ≪ クリック(HomePage)

〒226-0016  横浜市緑区霞ヶ丘3-1-20
TEL/FAX:045-922-3107
MAIL:gakuen-info@yokohama-steiner.com


NPO法人「横浜シュタイナー学園」の説明(原文のまま)
教員会は一貫した人間観・教育理念の元で連携し、全力で子供の教育にあたります。 先に挙げた人間観・教育課題への認識を深める努力が全ての教員に求められています。 毎週行われる教員研修や担任・専科のそれぞれの見地から、長期的な見通しを持って一人一人の子どもについて多角的に話し合うことが、日々の実践に生かされています。


シュタイナー学校 案内6(国内/東京)


NPO法人・東京賢治の学校 自由ヴァルドルフシューレ ≪ クリック(HomePage)

NPO法人東京賢治の学校 自由ヴァルドルフシューレ
190-0023 東京都立川市柴崎町6-20-37
TEL:(042)523-7112
FAX:(042)523-7113
E-mail:info@tokyokenji-steiner.jp

NPO法人東京賢治の学校 自由ヴァルドルフシューレの説明(原文のまま)
東京賢治の学校は、日本の素晴らしい文化、伝統、自然に根ざしたシュタイナー教育の創造と実践を通じ、21世紀を切り開く真に自立した子どもたちを、親、教師、地域コミュニティが一体となって育成する学校です。 「授業がおもしろい。学校がたのしい。今度は何をやるのかな。明日が来るのが楽しみ。」子どもたちの生命に最も必要なことは何かを常に考え、その将来も見据えたユニークな教育が「生きる力」を育みます。 生命あるものすべてのものに深い関心をよせ、学ぶことを愛する子どもたちは、心と身体を生き生きと弾ませて学校に通っています。


シュタイナー学校 案内7(国内/静岡)

ルドルフシュタイナーシューレ富士 ≪ クリック(HomePage)

〒419-0201 富士市 あつわら 音楽通り
TEL/FAX-0545 71 6624 
MAIL:study@steinerfuji.org


任意団体「シュタイナー/シューレ富士」の説明(原文のまま)
一人の自立した人間として将来成長できることを目標にしています。自立した人とは,他人とは違う自分を持ち、自分で考え、善良な心、やさしい心人助けができ、責任ある行動のとれる人、そして想像性、創造性のある人間。ご両親と教師とで協力して子供を育てませんか。心の豊さをもとめて。


シュタイナー学校 案内8(国内/北海道)

シュタイナー・人智学共同体「ひびきの村」 ≪ クリック(HomePage)

「人智学を学びたい大人の為の学校」
〒052-0001 北海道伊達市志門気町6-13
Tel/0142-25-6735 Fax/0142-25-6715
E-mai:visitor@hibikinomura.org 


任意団体「シュタイナー/人智学共同体「ひびきの村」の説明(原文のまま)
「ひびきの村」はシュタイナーの人智学を学び、それを日々の生活の場で実践する大人のための学校です。わたしたちが目標とする活動は、「人智学」と呼ばれる「精神科学」を基としています。それはいかなる権威にも依らず、また、いかなる権威にも屈することのない、真に自由で自立した精神によって成される文化活動でなければなりません。 これまでわたしたちは、わたしたちが目指す活動を、何人からの制約も受けずに行うことのできる場所を求めてきました。そしてそれはいつか必ず叶えられるという確信を持ち続けてきました。それが今、「ひびきの村」を支えて下さる友人の篤いお心によって現実となり、伊達市内の丘の上(五軒沢)に5万坪の土地と建物が用意されたのです。 2003年5月より、「ひびきの村」の「大人の学びの場」は五軒沢(伊達市内)に場所を移します。そして、本来の目標であった真の「人智学共同体」を実現すべき新しい出発をいたします。


シュタイナー学校 案内9(国内/栃木)


那須国際シュタイナー学園 ≪ クリック (HomePage)

〒325-0001
栃木県那那須郡那須町高久甲6413-6


「那須国際シュタイナー学園」の説明(原文のまま)

那須に溢れる”自然”は、シュタイナーのめざす、”心の発達”に欠かせない要素です。シュタイナー教育を行う、グローバルな学校を実現するためには、この那須の自然風土や、文化的背景といったローカルな個性が必要です。 それは、教育が、その場所に根ざした文化や風土と深く結びつくものであるからに他なりません。



シュタイナー学校 案内10(海外)

リンク先の”URL”が変わっている場合もあります。
- その場合は学校名を基にお調べ下さい。 -



Deutschland ( Germany )

Waldorf.net ( Rudolf Steiner School . net ) ≪ Click
Bundesrepublik Deutschland ( Germany )

Landesarbeitsgemeinschaft der Waldorfschulen in Berlin-Brandenburg!
Neben vielen nutzlichen und interessanten Informationen uber die Waldorfangebote der Region finden Sie einfuhrende und weiterfuhrende, hinterfragende und antwortende Texte zu Waldorfpadagogik und angrenzenden Themen.


本場・ドイツのシュタイナー学校をいくつか紹介しますので興味のある方は電話してみて下さい。
(全てドイツ語のHPですが、電話は英語でも通じます。)


Rudolf-Steiner-Schule Schloss Hamborn  ≪ Click
Schloss Hamborn 5 - 33178 Borchen / Deutschland ( Germany )
Fon: 05251/389-116  Fax: 05251/389268

Rudolf Steiner Schule Dusseldorf  ≪ Click
Diepenstrasse 15 - 40625 Dusseldorf / Deutschland ( Germany )
Telefon: 0211/232069 Fax: 0211/233458

Widar Schule  ≪ Click
Hontroperstr. 95 - 44869 Bochum / Deutschland ( Germany )
Telefon: 02327 / 9761-0 Telefax: 02327 / 9761-30

California - USA

Rudolf Steiner College ≪ Click  / 日本語版 ≪ クリック

Rudolf Steiner College, 9200 Fair Oaks Blvd., Fair Oaks, CA 95628
Phone 916-961-8727 Fax 916-961-8731
CONTACT ≪ Click

Rudolf Steiner College is one of America's leading Waldorf teacher education colleges. It is also a center for anthroposophical studies. Programs at the College arise out of the work of Austrian philosopher, scientist and educator Rudolf Steiner (1861-1925) whose innovative ideas and discoveries have inspired a wide spectrum of practical activities worldwide?in the arts, banking, architecture, medicine, agriculture, and care of the handicapped, as well as education.

Seminar Intensives for Japanese ≪ Click

Fair Oaks Website ≪ Click

Fair Oaks (population: 28,808) is a well-established community located in the unincorporated area of Sacramento County.

Australia

Rudolf Steiner Schools of Australia ≪ Click

Armidale Waldorf School
Blue Mountains Steiner School
Bowral Rudolf Steiner School
Central Coast Rudolf Steiner School
Cape Byron Rudolf Steiner School
Casuarina School
Chrysalis School for Rudolf Steiner Education
Glenaeon Rudolf Steiner School
Manning River Centre for Rudolf Steiner Education
Kamaroi Rudolf Steiner School
Mumbulla School for Rudolf Steiner Education
etc


ドイツ語での「シュタイナー」ホームページ ≪クリック

ルドルフ・シュタイナー
- Critical Information -

参考情報  ≪ シュタイナー学校/教育批判とある実例 ≫

(A.A.fromnow 参考資料)


(fromnow作成)Lakshmi(吉祥天)幸福と繁栄の女神 このリポートは、”学問”としてルドルフ シュタイナーの思想、建築、教育等を纏めてきましたが、 ”学問”ならば客観的な立場に立ち、逆の方向からシュタイナー思想・教育を見つめている方たちの意見も取り入れることが重要と考え、 ここに批判意見・≪PLANS≫-USA・の情報も記載いたします。
又、2015年10月末に起きた、”シュタイナー学校児童”の事故(事件)の情報も記載いたしますので、真摯に考えてみて下さい。
批判的な意見も、無視せず受け止めていくのが、このリポートの真意です!
私は、どこの世界にも、何にでも、完璧なんて無いと考えています!
ガンジーの言葉です。
どのような思想や行動をとっても必ず反対をする人々がいる。  忘れてはいけない彼らも正義なのである!


NO1 ☆ 辛いできごと ☆


2015年10月26日、 私がこの前まで住んでいた処の直ぐソバ!  愛犬との散歩コースの高幡不動の裏山”高幡山の林の中”(東京都日野市高幡)で、小学校4年生の児童が、全裸で手足を縛られ首吊りの状態で死んでいました。
私が腰かけた切り株、愛犬を繋いだ樹のところです。 
TVやマスコミにも大きく取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃると思います。  殺人として調査した警察が、自殺と発表した時には、「マサカ!」と思いましたが、間違いなく自殺だったようです。
・・・・・ 自殺、まさか? / 不思議、おかしな死に方! 近所の方の多くがこのように思いました。
その児童が通っていたのが、某”シュタイナー学校”でした。 
それぞれに、私たちには分からない”理由”が、あったのだとは思います。
・・・・・・・ 辛いことですが、このようなことも、事実としてお伝えいたします。
教育! ・・・・・  私たちには分からない”理由”が、あったのだとは思います。
しかし、私の身近で起きたは、出来事!
そして、シュタイナー特集を組んでいる訳ですから、他人事として考えることはできません。 
大切な小さな命が消えています。  この小さな命を無駄にしないため!  辛いことですが、このような不幸な出来事/不思議な死に方についても、真摯に考えることが大切なように感じています。
・・・・・ シュタイナー教育/シュタイナー学校関係者、そして私自身も! 真摯に考えなくていけない出来事です。


≪ 註 ≫  生徒に個人的な問題があったのかもしれませんし、当事者校は真摯に対応・検証しているのだと思いますので、 軽率な判断は避けなければなりません。 ・・・・・ しかし、辛い出来事です!


NO2 ☆ PLANS(People For Legal And Nonsectarian Schools) ☆


原文のまま/1

ようこそPLANSへ!

シュタイナー教育の実体を世の中に

PLANS(People For Legal And Nonsectarian Schools)は米国公教育の場に「宗教の自由」を守るために発足した“合法かつ無宗派の学校を目指した団体”です。 さまざまな背景をもつ元シュタイナー学校の父兄、教師、生徒、運営委員、そして信じていた人によって作られた世界規模のネットワークです。
私たちは共通の目的をもっています。 その目的とは、進歩的で芸術に根ざした教育と言われているシュタイナー教育の実体を世の中に知らしめようというものです。 ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)が創設したオカルト宗教のことを人智学と言い、シュタイナー教育とは、人智学の中で最も目立った活動のことをいいます。
PLANSはシュタイナー学校と人智学を徹底的に調査しています。 この学校の教師を指導し啓発しているものが人智学の秘儀です。 PLANSはいかなる宗教団体の信条であろうとも、それを説き実践する権利を否定しませんが、どの団体も使命については真実を述べて欲しいと思っています。





原文のまま/2

ハーバード/ハワード・ガードナー氏は、著作「教育を受けなかった子供はいかに思考し、学校はいかに教えるべきか。」で有名であり、 シュタイナー教育が多様な人間の知性というガードナー氏の理論と一致するものとみている。
「私はシュタイナー学校のはっきりとした発達段階をもった見方がとても気に入っています。 総体としての人間にも個々の子供にも、発育完了までには有機的な一定のリズムがあります。 それを乱すと大きな害を及ぼすことがあります。」
ボストン・グローヴ2001年9月25日号

PLANSは、ガードナー博士とこのコメント(上記)について対話をもっている。
博士にシュタイナーの育児学の情報を送り、父兄、学校間では批判的な議論には組織的圧力がかかることや、 主なインターネット・フォーラムでは「肯定的」でない参加者の村八分、注意、議論からの追放があるなどの情報を伝えた。

ガードナー博士はシュタイナーに対する初期の考えに訂正を加え、次の文章を掲載することに承諾してくれた。

全文掲載にかぎり、メモの掲載を承諾します。
ハワード・ガードナー / ハーバード大学教授

私はシュタイナー学校の生徒ではありませんでしたが、長い年月にわたり、この教育をみており、その様子や特徴の一部を賞賛してまいりました。 しかし、ルドルフ・シュタイナーが公表している秘儀や偽科学の概念の一部には不快感をもっています。
最近、この教育推進の代表者が、長所と短所について開かれた議論を避けているということを聞きました。 こうした沈黙を仕向ける行為が本当のことなら、悲しむべきことであり、現在の運動の代表者たちは信頼性を疑われることになるでしょう。 私は完全に開かれた議論の場をもつことをお勧めします。 それが関係者全員のためになるでしょう。
どのような教育にも、すばらしい例もあれば悪い例もあります。モンテッソーリ、デユーイ、サイザーなども同じです。 最低の例または最高の例をひいて全体像を判断するのは誤りで、全体からたくさんのケースにあたって妥当な推測をするべきだと思います。

敬具 ハワード  


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”筆者の独り言コーナー”

≪ 命題 ≫

”人間”とは何なのか? / ”我(私)” とは何なのか?


”TOP PAGE”にも書きましたが、私はシュタイナー思想(人智学 ・ アントロポゾフィー )を、スピリチュアル(Spiritual)な”学び”の分野の一つと捉えています。
私が思うところのスピリチュアル(Spiritual)な”学び”は、現世で生きていく為の欲や煩悩との対話だと思っています。 その対話から何を感じ取るかは、人それぞれ! 決め付けないこと。 それでよいのだと思います。

しかし、スピリチュアルな ” 学び ” をしながら、過去の地位や名声・学歴や学閥、そして、財産・欲などが語りに出て来る人、自分を偉く見せたい人は、 まだまだ現世(現社会)で遣り残したことに執着・愛着・未練があるのだと思います。   故に、この世界の ” 学び ” よりも現世(現社会)の貫徹方法を徹底的に学び、それなりに遣り尽すことだと思います。
・・・・・ 人生! 焦らずに、ユックリと、今生をモットモット楽しみ そして、苦しんでからでも良いのではないでしょうか!
≪参考≫ 芥川龍之介氏の「シュ儒の言葉」にも、同じようなことが書いてあります。 
芥川氏は、このような人々と一緒に、この世を過ごすのは”マッピラごめん”と、違う世界へ逝ってしまいました。


参考に、ヒンドゥーの人生を乗り切る為の四分割法を記載いたします。


人生を正しく過ごす為! ヒンドゥーの人生を四分割して生きていく教えを紹介します。

【 ヒンドゥーの四住期 】
学生期 : 真理を学ぶ時期
家住期 : 職業に専念する時期
林住期 : 社会的な義務を残しつつ隠遁生活を送る時期
遊行期(遁世期) : あらゆる社会的義務から解放された時期

一期/ニ期は、正しく学び・働き・遊び・失敗や成功を体験し、 そして、人生の悲哀も感じ、恋もし・楽しみ悲しむ。
時の経過と共に種々の喜怒哀楽を体験し、ニ期の終わり頃には”無常”などという言葉も浮かんでくる。 そして、三期に入り、社会的な行為や”物質主義”から少しずつ離れ、人里離れた山などに庵・居を移し、自己との対話を試みるようになる。 ・・・・・・・ その頃になると、死と死後などを考えるようになり、無常などの言葉が理解できてくる。
四期には、精神的思考に入り、”死”を待ちながら、人生を省みて、次の”生”のための精神の浄化を試みる!


(参考) ”ソロン”のライフサイクル
紀元前七世紀のギリシア詩人”ソロン”は七年を周期とし人生(70年)を十段階に分けている。 新生児から成人までは三期/三段階に分けているが、シュタイナーの第一期から第三期の七年周期行法と一致している。

第一期〜第三期 / 新生児〜成人期
第一期 :(0歳〜7歳)
未熟であり、歯が抜ける。
子供にふさわしい乳歯が七歳のときに生え変わる。
第二期 :(7歳〜14歳)
これまでの七年に神は第二期の第二期を加える。
成人に近づく萌芽が見られる。
第三期 :(14歳〜21歳)
第三期の七年に四肢は成長を続ける。
あごには柔らかなうぶ毛が触れ、頬のばら色は消える。

第四期 :(21歳〜28歳)/第五期 :(28歳〜35歳)/第六期 :(35歳〜42歳)/第七・八期 :(42歳〜56歳)/第九期 :(56歳〜63歳)/第十期 :(63歳〜70歳) と、”ソロン”はライフサイクルを七年周期の十段階に分けているが、これは明らかに女性のライフサイクルではなく男性のものである。



Rudolf Steiner
"私"の内部には、現在"私"が持っている判断能力よりも正しく"私"を導いてくれる何かが存在している。 "私"はこの「"私"の内部の何か」に対して、"私"の感覚を開いておかなければならない。 そこまでは"私"の判断能力はまだ成就していないのだ、と。 魂が人生のそのような場合に注意を向けていれば、その何かは、魂にとっても有効に働きかける。 そのとき、時々の人間の判断力で見通せる以上のものが、人間の内部には存在しているのだという事が、健全な予感のように、魂にあきらかとなる。 このような注意深さは、魂の活動が拡張するように働く。 しかし、この場合にも容易ならぬ一面性が生じる可能性がある。 "予感"が自分をあれこれの事柄に駆り立てるので、常に自分の判断を排除する習慣をつけようとする者は、あらゆる不確かな衝動に翻弄されるであろう。 そして、そのように習慣となった判断しない状態と迷信との間には、大きな違いは無いのである。


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