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巻末に、個人的薀蓄を少しだけ記載しましたが、目障りでなかったら幸いです。 |
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1925-3/30
/ 没 享年 64才 |
シュタイナーは、建築(空間)で何を伝えたかったのか? |
Architecture : シュタイナーの建築 |
一部の写真は、下記書籍の表紙や写真をオリジナルサイズに編集・作成しています。 < original size : 214 X 214 pixels & 150 X 107 , 107 X 107 pixels > |
THE GOETHEANUM
AND ITS SURROUNDINGS HANS RUEDI AND PRISKA CLERC Der grosese Saal im Goetheanum 1996-1998 DerModellbau Von Malsch und Das Erste Goetheanum ELOQUENT CONCRETE Rex Raab Arne Klingborg Ake Fant DAS WIRKEN RUDOLF STEINERS And My Photo |
《 Goetheanum 建設 》 1913年9月20日に、スイス-バーゼル近郊のドルナッハ(Dornach)に、人智学活動の中心となるべき建物の建築が、シュタイナーの構想に基づいて始まります。 そして、約6年の歳月をかけて1920年に完成します。 しかし、1922年の12月31日に放火により焼失します。 その後1925年には第二の建物の建設が始まり、シュタイナーの死後・1928年に完成しています。 この建物は、シュタイナーがゲーテの考え方から人智学の世界観を得たことにより、1918年にゲーテアヌムと名づけられ、精神科学の方法を自然科学、医学、農学、社会学、芸術学、教育学などの諸科学に適用する場として、 1920年10月以降・ゲーテアヌムは、「精神科学のための自由大学 ( Freie Hochschule fuer Geisteswissenschaft ) 」と呼ばれている。
しかし、コルビジェは、ドルナッハにも足を運んでゲーテアヌムを見ているようですが、彼の感想はネガティブなものだったようです。
19世紀末〜20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花したアールヌーボー/ユーゲント・シュティール フォルムの再生を妨げる格式ばった歴史主義とは異なる選択肢の提案で、過去の様式を断ち切る・「新しい芸術」を意味する国際的な人間(神ではなく)中心の芸術復興運動。 そして、生物賛歌 / 有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせにより、生物のフォルムを多用し、従来の様式から抜け出ようとしている様式。・・・・・・ 読者は、シュタイナー建築との関連をどう見るか !? |
Goetheanum 写真作成 A.A.fromnow |
(註) 上の写真は、「第一ゲーテアヌム」と「第二ゲーテアヌム」の景観比較をする為に、資料から一部を抽出し、 スケール感やアングルを同じようにして私が作成・編集したものなので、オリジナル写真とは景観が若干異なります。 |
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第一ゲーテアヌム 【
1913 - 1920 】 ・・・・・・・ 曲線 / 柔 ・ 流
Height : 34m / Width : 75m / Length : 85m ≪木造(基壇のみRC造)≫ 1922年大晦日放火により焼失 魚のウロコのように葺いた屋根の美しさ、突き出した庇のフォルム、木造による彫塑的な飾り、流れるようにリズミカルな大小のドーム、・・・・・ この時代に、空間的にも意匠的にも、規模からしても、ここまで完成された木造建築があった事に驚きを感じる。 ※ 第二ゲーテアヌム 【 1925 - 1928 】 ・・・・・・・ 直線 / 剛 ・ 塊 Height : 37m / Width : 85m / Length : 91m ≪RC造≫ 膨大なコンクリートをどのようにして打ち込んだのか? スランプ値は? / 打ち継は? / ジャンカは? / 配筋は? 屋根と壁のぶつかる部分の曲線型枠はどのようにしたのか? 等など、この時代に、この技術と努力は、驚きでしかない。 約四十数年前に”インド / シャンディガール”で見た、殆んど人力でもって建設中の庁舎群( ル・コルビジェ ) のコンクリートの迫力を思い出す。 |
Switzerland | Basel Dornach |
「Switzerland - Basel & Dornach」への行きかた。 |
ルドルフ シュタイナー設計の建築があります「Dornach/ドルナッハ」には、スイスの「Basel(独語)」・「Bale(仏語)」の駅前広場から、
10番トラム(路面電車 - 下記写真参照)に乗って30分くらいで着きます。 鉄道でも「Dornach-Arlesheim」という駅に行く事も出来ますが、トラムのほうが楽しい旅が出来そうです。
又、「Basel」の隣町・Belfort(France)近郊にあります 20世紀の巨匠ル・コルビジェの有名なロンシャンの教会や”Bern(ベルン)”の街も見ることをお勧めします。 PARIS - EST StからBelfortまで「Le.Corbusier」号が出ていて4時間から4時間30分位です。 尚、Belfort - Basel 間は百数十kmで鉄道運賃は2000円前後。私は国内で「ユーレルパス」を購入していきますが、とても便利です。 何回か行きましたが「Basel」も、とても すてきな街です。 右及び下写真は、旧市街のMarktplatzにあるバーゼル市庁舎の建物(1504〜1514年)と路面電車・ロンシャンの教会とその室内写真です。 |
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Noter-Dome-du-Haut
( Chapelle de Romshanp ) |
Basel / Bale | Romchanp ( Le . Corbusier ) |
Switzerland - Basel / Bale 《 バーゼルの街の風景と市庁舎 》 |
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ベルンやバルセロナの街は、景色、街並、雰囲気などが好きです!
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Bern | Barcelona | Gaudi/Casa Batllo |
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