A.A.fromnow Human Report - Rudolf Steiner Prologue NO1
 
【シュタイナー/ルドルフ・シュタイナー】
☆ ルドルフ シュタイナー ☆


since 1991
Rudolf Stener 【シュタイナー/ルドルフ・シュタイナー】


A.A.fromnow Human Report - Rudolf Steiner
(A.A.fromnow資料)第一ゲーテアヌムと工事に携わった人々

(A.A.fromnow資料)ルドルフ シュタイナーの幼児期 A.A.fromnow Human Report
* Rudolf Steiner *


ルドルフ シュタイナー
(A.A.fromnow 資料)ルドルフ シュタイナー
1861・2/27 〜 1925・3/30
(享年 64才)
(A.A.fromnow資料)第一ゲーテアヌム (A.A.fromnow資料)シュタイナーの最初の妻・アンナ オイニケ (A.A.fromnow資料)シュタイナーの二度目の妻・マリー・フォン・ジーフェルス (A.A.fromnow資料)第二ゲーテアヌム

Geisteswissenschaft / Anthroposophie


ルドルフ・シュタイナー/蔦 人智学への扉 ルドルフ・シュタイナー/蔦

≪ 神秘の世界への”扉” ≫

拒否するか、信奉(妄信)でしかない世界への”扉”!
----- そこで、一つの異なる”扉”を造りました。



扉の内側は、・・・・・ →
精神科学(人智学 /アントロポゾフィー)を、自然科学(宇宙物理学・医学・心理学・免疫学・生物学)・宗教思想・ウパニシャッド・哲学や思想家・宗教学者など多方面の考え方や社会での出来事なども参考に 【 学問 ( ”信じる”という宗教的な括りではなく ) 】 として考察を試みているもので、人智学 /アントロポゾフィー一辺倒の教科書的なリポートではありません。
”人間とは、何か?、私とは何か?、そして、生きるを、ルドルフ・シュタイナーや先達の智恵を借りながら、フラットな立場で一緒に考えてみる! というスタンスで纏めている、・・・・ → 所謂 ”広場 ” です!


宗教・思想 / 主義や精神世界、そして、死後・来世/前世・霊魂・神秘等など!
この分野の”学び”は、”是々非々”で扱ってはいけない、或いは扱えないのかもしれない?
そう思いながらも、人間は何処から来て何処に行くのだろうかと描けない絵図を考え・悶々としていると、夢でもいいから! 信じるか拒否するという所為ではなく、是々非々で考えられないものか?
いわゆる、人間同士! 異なる見かた、考え方を語り合えないものか?
論理的に構築できないものか?
絵図を描けないのだろうか? などと、語りかけてくる、 ”もう一人の自分” がいました。
前回迄は、この”もう一人の自分/底なし沼に入りかけた人間” が、見えもしない真実の実体を見ようと悪足掻きをしている特集でした。  しかし、 今回のリポートは、見ることのできない・見る必要のない真実/実体もあるのだと思うようになりましたので、悪足掻きはやめにして纏めてあります。

☆ ☆

尚、是々非々の学問的な思考などと言っていますが、-------
この世は「藪の中」、 信じるか/拒否するか、或いは、このような考え方もあるのかもしれない!
としか言えないことが多々ありますので、この特集は私の理想・空論と言うことにもなるのかもしれません。
ですが、私の言動の機微を、ご理解・共感される方が、いるのかもしれないとの甘えから、このリポートを作成・公開し続けています。




地球
Introduction
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ルドルフシュタイナー/イラスト


" IN THE NATURE OF A PHILOSOPHY "  



最初に

筆者は、一般人智学協会/アントロポゾフィー協会・日本人智学協会・神智学協会等やシュタイナー教育・シュタイナー研究会/勉強会等などへの所属や関連はしていません。
それらの団体/機関や集まりには一切関係はなく、シュタイナー研究者や翻訳者でもありません。



25〜30年ほど前になりますが、社会的にクローズアップされていた思想集団や新々宗教、 そして宗教集団の集団自殺(アメリカ)・白装束集団等々や私たちが学生時代に起こした政治思想運動・連合赤軍の浅間山荘事件・よど号事件や仲間内のリンチ事件、マルクス・レーニン主義の崩壊などを考察しながら、 ”思想や宗教”は、何のためにあるのだろうか? ”思想”とはなんだろうか? と、考えていました。
そこで手始めに、30代から学んできた”科学”であると称する”シュタイナー思想 / 人智学 (アントロポゾフィー)”を基盤に、”思想”〜”宗教的思考”を学問的に是々非々で捉えたリポートの作成を考え、 そのリポートをその頃の最新情報伝達手段のホームページで公開し、社会に問いかけてみようと思っていました。



その矢先に、”オーム真理教”というヨガ教室から出発した思想>新興宗教集団による”松本サリン事件・坂本弁護士一家殺人事件・拉致事件”そして、1995年に”地下鉄サリン事件”が起きてしまいました。



このような社会状況のなか、”宗教”そして”思想”そのものが嫌悪される風潮が起こり始めましたので、人生での”思想”の役割の重要・大切さを訴えると共に、 ”シュタイナー思想 / 人智学 (アントロポゾフィー)”を基盤に”思想”の良き部分を探り、考察したうえで是々非々で対応できないものだろうか? などを模索しながら特集を作成してみました。



ルドルフ・シュタイナー/蔦 A.A.fromnow/マーク ルドルフ・シュタイナー/蔦
A.A.fromnow Human Report
Geisteswissenschaft / Anthroposophie

☆  ☆

《 精神科学 》


□ □

筆者は、前記のように”宗教”そして”思想”そのものが嫌悪される風潮には違和感を感じていますが、ソレラに潜む”魔物”の怖さも感じています。 しかし、この”魔物”は 「 宗教や思想 」 に潜んでいるのではなく、”人間の心”に住み着いているのではないかと思っています。
又、人は哲学や思想・宗教などを学び始めると 妄信し・真理とは真逆に心の針が振れて、”知識の勘違いや間違った拘り/特権意識や優越を求める心” に陥り、思考や行動が一方向に偏りを生じることがあります。 そして、強烈な仲間意識が生まれ、意識的・無意識的に同様の考え方/思考の人達でまとまり、その輪の外側の人達を蔑視・軽視するようになります。
その結果、身近な小さな諍い・対立から紛争〜大きな戦争まで起こっています。

このような思いから、-----
特集では”シュタイナー思想 / 人智学 (アントロポゾフィー)”を掘り下げ、 他の思想家の考えや自然科学・現代医学・物理学・宗教・社会の出来事等や情報としてのシュタイナー思想・教育の批判的な意見( PLANS / USA ” People For Legal And Nonsectarian Schools ” など )も取り上げ、 心的な縛りやシガラミのない立場から、中庸な心で”魔物”と向き合うという捉え方を試みています。




《 私見 》 神秘学・精神科学 / 人智学などのスピリチュアルな学びのプロセス

※ 先ずは、耳を澄まして、 ・・・・・・・ 自らの心(魂)の叫びを聞く!
   次に、心(魂)の叫びや生死などの真理探究があり、
   最後に ”心(魂)穏やか”という境遇 に行き着く!
   スピリチュアルな学びには、このような ”終着駅” があるべきだと思います。
筆者

A .A .fromnow * Do-seki (道石)




神秘学・精神科学 / 人智学 ・ アントロポゾフィー
≪ ”シュタイナー思想” と呼ぶことに対しての説明 ≫


”思想”という言葉には違和感を感じる方もいると思いますが、 ” 神秘学は、宗教と科学の間にある一つの考え方 ”ではないかと思えますので、シュタイナーの考え・思い = ”シュタイナー思想” という言葉を使用しています。
シュタイナーは、彼が体験した事実を述べているので、思いではなく科学である。
---- ということが人智学徒/アントロポゾーフ間では常識のようですが、今のところ、いくら修練を重ねても霊的感性/見識のない筆者には、シュタイナーが体験したようなことが見えてきません。
そのような状態で、彼の叙述をただ信じるという方向から学べば、シュタイナー自身も懸念していた”宗教”の道につながるのではないかと考えています。
ですから、自らとシュタイナー叙述が正面から対峙できる、シュタイナーの考え・思いという道で学ぶべきではないかとの思いから ”シュタイナー思想” という言葉を使っています。
----- このスタンスだからこそ、中立(中庸)の立場でこのような特集を組めるのかもしれません!



宗教、哲学、あるいは思想の分岐分類には、種々の考え方があります。
人智学 ・ アントロポゾフィーや神秘学に対するシュタイナーの考え方を読んでいると、 下記の≪参考 / ”Wikipedia-思想”≫の 「 自分が感じ思考できるものごとについて抱く、あるまとまった考え 」 に近いのではないかと思い、 且つ、教義や教本という言葉では余りにも宗教的 且つ、上からの押し付け的ですので、広場的な特集にはふさわしくないと考えています。
又、アントロポゾフィーという言葉は日本人には言いづらいし、人智学では絶対的なうえに、仰々しい感じがして、シュタイナー思想という言葉を使ってもいます。



≪ 参考 ≫ 
思想とは、”Wikipedia”によると、「 人間が自分自身および自分の周囲について、あるいは自分が感じ思考できるものごとについて抱く、あるまとまった考えのこと。」 とあります。
又、神智学(Theosophie)は、ギリシャ語のtheos(神)とsophia(智恵)の合成語で、アントロポゾフィー/人智学(Anthroposophie)は、 オーストリアのヘルバルト学派ローベルト・ツィンマーマン(Robert Zimmermann 1824〜1898年)が、著作「Anthroposophie ( 1882年 )」で使用した、 ギリシャ語の anthropos (人間) と sophia (智恵) の合成造語です。

言うなれば、「 人生をより豊かに生きぬくための智恵 」 を身につける思想ではないでしょうか。





神秘の世界への”扉”を開ける準備
----- ”扉の選択”や”扉の開け方”には注意が必要だと考えています -----

☆ ☆ ☆

そのことを踏まえたうえで、このページ 《 Prologue 1 》では、
※ ”特集の姿勢”
※ ”進化と幸せ度”
※ ”人々の心の奥底にあるもの”
※ ”人生という劇と劇場”
※ ”ユングと曼陀羅”





次の《 Prologue 2 》では、

※ ”宗教と科学”
などから 『 人間の愚かさ 』 を考察し、その上で”特集の視点”と言う項目を作り、-----
※ ”学びや集まりの注意点及び姿勢 ”
などに分類して、『 人間の愚かさ 』 を、自覚しながら学ぶように構成しています。
又、《 シュタイナー思想で学ぶ 》 というコーナーを設け、-----
※ ”快楽・苦悩、欲望 ”
※ ”幸/不幸 ” という 『 人間の悩み 』 の代表的なものを取り上げ、考察を試みています。

《 Prologue 3 》では、

※ 解釈!・・・・・ 
※ 世間が思うところの”神秘学/神秘思想の世界”とは!
※ 精神科学とは!
※ シュタイナーの精神科学=霊科学 とは!
※ 人智学/Anthroposophie の”ベース”に宿る精神
※ 人智学/Anthroposophie の”理念”
※ 精神科学/アントロポゾフィー・”学びの基軸”について!
※ 神秘主義/神秘思想について
《 Prologue 4 》では、
※ 自然科学 / 精神科学からの生命の源! ・・・・・ ”宇宙” そして、 生命の誕生と進化
※ シュタイナー叙述による”宇宙進化論と地球進化期”
《 Prologue 5 》では、
※ 人間とは?
※ 善と悪
※ オウム真理教事件からの人間と善悪の探求
※ アーユルヴェーダーやウパニシャッドについて
※ ”あとがき”などを記載

そして、 ” 資料編 ” という構成になっています。




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Geisteswissenschaft / Anthroposophie


☆ 特集の姿勢 ☆

”生を受けた人間”・誰しもが、ある日突然に、架空のものであった”死”の存在が目の前に出現し、観念的な存在としての”死”の恐怖が、実体として顕在化する時がきます。
そして、その”死”の恐怖感のみが増殖していきますが、人間・誰しもがこの”死”ある舞台で、一夜限りの芝居を演じているのですから、 恐怖に踊らされているだけではなく、劇場、舞台や演目・演じ方などを理性的に考えてみる事も必要なのかもしれません。
≪ ”死”の存在! それこそが”生”の証であるような気がするのです。≫
人間として死の恐怖を受け止め、”死”を単に”点”としてだけでなく、”線(継続)”或いは”スペース(繋がり/広がり)”になる思考も含め、真摯に見つめることが、”生”を慈しむことに繋がる大切な事だと思えてしかたがないのです。 そこで、シュタイナー思想/人智学(アントロポゾフィー)をとおして、”死”を受け止めることから”生”を探求し、”人生”という”劇と劇場”を考えてみようとしています。
その ”劇場” / ”神秘の世界への扉”を開ける前には、 世界の不安定な実情を知り、学び方や森羅万象を側面(他方面)から見つめなおすことも大切ではないかと考えています。
又、何に興味があって 或いは、何のためにシュタイナー思想を含めたこの種の学びをするのか? 
興味の種類や理由によって”学びの方向性”が異なると思いますので、今回は”その点”に着目した構成になっています。



意識的な熟慮といったものではなく、本能的な衝動から生まれるものへの無視社会
上記は、私たちを霧のように包み込む自然科学万能という社会への警鐘!
現在は、一方向に思考や志向が偏り、今・見えるものしか信じられない物理主義・物質至上主義が蔓延っています。
自然科学だけが真実/真理であり、万能/叡智だと思っている社会!
見えないものや科学的でないものは異物・魑魅魍魎として扱われているこの社会!
古今東西・左右どちらを見ても、自分達の群れを守っていく為には、少しでも自分達と異なる動きをするものを弾き出そうとする、 人間の本能的な働きがあるようで、自分達と異なる考えや動きをするものを「別種/異物(ある意味では魑魅魍魎)」として見る。
それが現在の国や”社会・集団” そして、集団に飲み込まれた個人なのかもしれません。
更に、物質的な欲望が次から次えと湧き出る”我々・人間”、それを後押しする社会。 
そんな社会のあり方に、”ハァ〜”と溜め息をもらす多くの方達が、 「何かがおかしい、これで良いのか」 と、気が付き始めたようです。
異なる価値観、ものの考え方、ものの見方・見え方や”個人/アイデンティティ”の見つめなおしから確立!等などを足踏みしながら考え始めました。 ・・・・・・・ 私には、そう思えるのです!



異物或いは魑魅魍魎の世界といわれた神秘思想
その神秘思想を”宗教”ではなく、”科学”という側面から捉えようとしている特集です


(fromnow資料)ウロボロス-宇宙創生と進化の輪廻

ウロボロス- 宇宙創世と進化/自然科学


ゲーテアヌム - "Seal"

ルドルフ・シュタイナー / 精神科学



ツリガネニンジン かまつか(バラ科) ハクサンコザクラ スズラン ハクサンフウロ 九輪草 キキョウ

神秘的・精神的な学びや集まり(集団)などの落とし穴や危険性
森羅万象の真実・真理・進化と幸せ度などについて!

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人間の愚かさ

人は哲学や思想・宗教などを学び始めると 妄信し・真理とは真逆に心の針が振れて、”知識の勘違いや間違った拘り/特権意識や優越を求める心” に陥り、思考や行動が一方向に偏りを生じることがあります。
そして、強烈な仲間意識が生まれ、意識的・無意識的に同様の考え方/思考の人達でまとまり、その輪の外側の人達を蔑視・軽視するようになります。

気をつけないと、思想/思考は薬にもなるが、飲み方を間違えると脳や身体を蝕む”要因”が含まれています。 
そのうえ、常習性があり、共同体では”要因”が増強されかねません。
どのような思想/思考の集まりでも、自分達の集まりや思考を”俯瞰的に捉えらること”!
・・・・・ そのことが大切ではないでしょうか。



人間には、不幸か・貧乏か・病気が必要なのだ。
でないと、人間はすぐに思い上がる。
ツルゲーネフ


私の個人的な解釈になりますが、気になる言葉があります。
・・・・・ オウム真理教で使われていた言葉です。
「来世」「前世」「輪廻転生」「死後の世界」「カルマ」「アストラル」「超能力」「予知」「イニシエーション」「幽体離脱」「霊」「神秘体験」「終末論」等などで、精神科学・神秘主義・各種宗教などでも使われる言葉です。 
私は、これらの言葉の背後(似非)には途轍もない ”妖神” が潜んでいるように思えてなりません。
善悪の「善(もどき)」にもこの”妖神”は潜み、時々悪さをするようなんですが、人には”善”としてしか見えないから分からないように思えます。  この”妖神”は、”人の心”に寄生し、変異・増殖を繰り返しながら”人の心”を蝕み、人を思いもかけない所へと突き進ませます。
オウム真理教・サリン事件に限らず、同じようなことが世界中で起きています。

そして、この”妖神”は、”オウム真理教”などの身体が滅亡すると、他の身体に飛び移り、寄生・増殖を繰り返し、人々が忘れた頃に再度、表に出てきて騒ぎを起こします。


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森羅万象の真実・真理について

この世と死後/来世そして、霊的世界

其々の方が、其々の眼や心で見えてくる”景色”!  それが、今のところの真実・真理ではないかと思っています。 ------- どんな景色であってもです!
列車に例えるならば、右席からの景色があり、左席側の景色もある。
どちらの景色が見たいか・好きか! 或いは、どちらの景色を”真実・真理”とするか! だけではないかと思っています。
そのくらいに柔軟性を持たせないと、この世での”真実・真理”は、一人歩きしながら幻想景色となり、人間を惑わし・争いの元にもなります。

※ シュタイナー思想/アントロポゾフィー(人智学)の特集を組んでいる者の考え方としては、”おかしい”、”無知”だと思われるかもしれません。  その通りで、筆者のおかしさ・無知さ加減ではないかと思えるこの考え方が、この特集(私)の特徴でもあります。


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スティーヴン・ホーキング博士(Stephen William Hawkig / 理論物理学者・宇宙物理学者 - 1942〜)が、 イギリスの大学で講義していた時に、学生から宇宙の大きさを教えて下さい、との質問がありました。 
彼は、「あなたが、今考えている大きさ、考えられる大きさが、現在の宇宙の大きさです。」 と、答えています。 
真実・真理のことも同じような答えになるのではないでしょうか?

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進化と幸せ度

我々は、神と崇める世界への道程を、ひたすら歩み続けているのかもしれません。
ここで、一歩退いて、神になる道を歩むのか、或いは、人間のままでいるのかを考えなくてはならない時に来ているような気が致します。
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人間が求めてきた物質的な進化は、究極点近くまで来ているのではないでしょうか。
物事を判断し成長する人工頭脳ロボット、高機能コンピューター、自動運転、クローン、免疫・細胞医学・再生医学・IPS細胞、他惑星への移住計画等など、 我々が子供の頃に夢見た”鉄腕アトム”の世界が、本当に訪れています。
自然科学の進歩は、新たな生命を生み、寿命を延ばし、病気を人間の体から遠のかせつつあります。 
まさしく、頭脳系統の進化は著しいが、理性系統の進化を伴っているのでしょうか?
例えば、江戸時代よりも格段に便利になり、寿命も延び病気にも苦労する頻度は少なくなっていますが、 江戸時代の人々よりも”幸せ度”も格段に上がっているのでしょうか。
そのようなことを考えていたら、進化する論理には、自然科学的(ダーウィンの進化論)な進化論がありますが、 シュタイナーが述べているような精神科学的(霊的魂的)な進化論があっても良いのではないかと思うようになりました。 そして、自分自身の理性系統の進化を見つめなおし 且つ、”幸せ度”を上げるために、この世界の学びと修練を続けることにしています。

ルドルフ・シュタイナー/蔦 A.A.fromnow/マーク ルドルフ・シュタイナー/蔦
人々の心の奥底にあるもの

”人生”という”劇と劇場

自分は、目に見えない何かに左右されてはいまいか?
自分は踊らされているのではないか? 自分とは何ぞや?

人間が無意識的に行動したり、考えたりすることの先に潜む不思議な現象!
浅ましくても、無意識的に生きる/生きたいと思う方向に行動する体と心!
この無意識の中に潜むものは、”思考や行動”、”図形や色”などの多くのものがあり、私たちは知らぬ間に病気になったり、治ったり 或いは、選別し、選別されている事がありますので、 そのことを”ユングと曼陀羅”で、考えて見ました。
ルドルフ シュタイナー研究表紙/筆者が描いた油絵曼陀羅

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ルドルフ・シュタイナー顔イラスト/筆描き墨絵:筆者描く

Geisteswissenschaft / Anthroposophie

≪ 曼陀羅 ≫

曼陀羅は、シュタイナーを始めとした神秘学者、哲学者、心理学者などが興味をしめした絵図/構図です。  そこで、シュタイナー思想の本題に入る前に、曼陀羅図形の深層心理的解釈について!
------ この側面から、神秘の世界への”扉”を少しずつ開けていきたいと思います。

ユングと曼陀羅

心理学者・ユングは神経症患者などが描く絵画に精神的な安らぎを感じるものがあることに不思議さを感じ、また、それらの絵にある類似点があることに気づきました。 その類似点は道教の本に出ていた曼陀羅と一致し、さらに曼陀羅的配列の絵画はエジプトやギリシャなどの遺跡にも残されており、ユングはこれを単なる個人の創造や思いつきで作られるものではなく、 すべての人間が所有する基本的な形象(円や四角の幾何学図形の配列と求心的構図)ではないかと考えるに至ります。
ユングは曼陀羅を「自分自身でも意識できない部分を含めた心全体を表す図」と捉えています。
高僧達が瞑想によって得た宇宙観を描いた曼陀羅を見て、神秘的な感じを受けるのは私達の心の無意識の部分にも共鳴する部分があるからだというのです。 「無意識」とは仏教で「阿頼耶識(ア−ラヤシキ)」といわれ、普段は自我意識の奥にあり、外から情報(識)を自我意識を通して吸収しているが、時々表に出てくるものとされ、ほぼ同じ意味でとらえられています。
曼陀羅は、心の内なる中心を具現化して表したものといえます。 また、曼陀羅は、”円と四角”の幾何学図形と”4と9”という数字に密接な関連があります。 ( 仏教では、4は完全数、9は還元数で異次元の数とされる。)
このような円や四角、4と9でモザイクされた曼陀羅を分裂病とか神経症の患者が発病期や治療期といった転換期で書くことはユングを始め、多くの深層心理学者が指摘しています。  それらの場合、円のイメージの厳格な秩序が心的状態の無秩序と混乱を補償していると考えられます。 その補償作用は中心点が構築され、それを中心にしてすべてのものが秩序づけられたり、あるいはさまざまな無秩序なもの・対立しているもの・結合できないものが同心円的に整然と配置されることによります。 これは明らかに自然の自己治癒の試みであって、それは何か意識的な熟慮といったものではなく、本能的な衝動から生まれるものであると言われます。
これらのことから、ユングは、人々は心の奥底にこのような形象をもっていると考え、その基礎的な図式を「元型」と名付けます。 この「元型」が現れる根底にあるものは、あらゆる時代・あらゆる場所において非常に似たシンボルを作り出す、個人に意識されない普遍的なものだとして、これを「集合無意識」と名付けています。



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≪自然科学 - 精神科学/神秘学の垣根を越えて≫ など記載

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" IN THE NATURE OF A PHILOSOPHY " ......
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